2022年5月21日土曜日

そして再び・・・

こんにちは、ヨネモトです。

予報ではこの週末嵐が来るということでしたが、南の方への到来で、プラヤデルカルメンでは嵐の直撃を免れました。今日、土曜日は曇りのち晴れ、強い疎雨という具合です。ハリケーンが全く発生しないというのも、問題はあるのでしょうが、あまり頻繁には襲来がないことを願うばかりです。

夏になると海藻(サルガッソ)がビーチに流れ着くのはここ毎年のこととなりました。色々調べてみたら、たくさんの海藻がカリブ海沿岸に漂着したのは2011年のことだったそうです。そして、その後、2014年と2015年、そして2018年に非常に大量の海藻がカリブ海沿岸に漂着しました。

2015年には、日本のテレビニュースを見ていた家族から、カンクンに漂着したとんでもない量の海藻のことがニュースになっていたぞとわざわざ連絡をもらったくらいです。笑。

そして、今年2022年も海藻漂着の当たり年となってしまったようです。最近では海藻が漂着する前に、衛星で大きな藻の塊を見つけることができるので、サルガッソー漂着警報も出るようになりました。



Red de Monitoreo del Sargazo de Quintana Roo というNGO団体があり、海藻の漂着をモニターしているのですが、上は今日のモニターマップ。。。カンクンホテルゾーンからトゥルムの南までのエリア(だいたい160kmはあります)の50地点ほどあるほぼ全てのチェックポイントが赤という状況。こんなに酷い状況になるのは2018年以来ということです。



ビーチ沿いのホテルスタッフは早朝から藻の掃除。市の職員やこの掃除のために臨時雇用された人々(月給9000ペソ;約54000円、2週間で4000ペソ:約24000円。結構いいお給料のお仕事です!)、そして囚人まで駆り出され掃除をしていますが、やってもやっても藻は漂着して来るようです。街中で藻を山積みしたトラックをとても頻繁に見かけます。

この海藻はホンダワラという海藻で、バミューダトライアングルのあたりにあるサルガッソー海というところからやって来るようです。アマゾン川の河口や西アフリカの海岸付近で育った海藻が海流や貿易風に乗ってサルガッソー海付近にたどり着いていたようですが、それが海流の変化などにより、この辺にたどり着き始めたそうです。藻の成長にもハリケーンやサイクロンの影響が大きいと言いますが、他にも地球温暖化、海水温の上昇、そして海水には存在しない物質、汚染物質が増えることによりその成長は助長されるようです。

藻があるとビーチもまっ茶色。。。味噌汁状態。5月6月は比較的観光客の少ない時期ですが、観光には痛い一発。でもそれ以上に大きな打撃は、この海藻の大量発生は水面を覆って太陽光を遮ってしまうので、珊瑚の生育やウミガメが産卵のため砂浜に上がってこれなくなるなど、大きく水中の生態系にも影響を及ぼすことです。

これも自然現象といえばそうなのかもしれませんが、地球温暖化や海水中の汚染物質は、私たちの生活がもたらしているものなので、地球に住んでる一人間として温暖化防止のためにできることがあればやっていかなきゃなーと思う土曜の午後でした(牛肉好きだから、牛肉食べるのも辞めれないし。。。)

今日は朝っぱらからコスメルのボートスタッフ達からカーニバル来ないのか?と連絡がありました。

コスメルのカーニバルは、この辺りでは一番大きいカーニバルなのですが、コロナの影響で2年ぶりの開催となります。カーニバルは復活祭の前の四旬節に入る前に行われますが、今年は時期をずらしての開催です。人混みを避けたいので私は行きませんが、今日は風の影響で港も閉まっているので、ダイビングスタッフ達は朝からワクワクモード全開のようでした。明日も港は閉まりそうなので、きっと今日は朝まで飲み明かすんだろうな、みんな。

アメリカのバイデン大統領が訪日で首都圏の方々は今日から交通規制が大変そうですね。みなさまつつがなく週末をお過ごしください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

ではまた。

Hasta luego!

byヨネモト