2022年11月2日水曜日

今までで1番の透明度


こんにちは、スタッフのみきです。


最初のダイブ潜り終え、水面に顔を出すと一言目に「今までで1番です!」と、おっしゃったのは今日のゲストのNさん。コスメルの海の青さ、透明度の高さにびっくりしてらっしゃいました。



色彩豊かで、大中小とサイズ様々。動きがゆっくりなカリブ海固有種のエンジェルフィッシュたちは、アクションカメラでも撮りやすく、被写体として今日も大活躍。



普段は巣穴に隠れているトードフィッシュも今日はサービス精神旺盛。ぐぐっと前に出てきてくれて、何度かシャッターチャンスをくれました。



安全停止中には更にラッキーなことに、ホースアイジャックの群れに囲まれちゃいました。



コスメルでのダイビングはドリフトダイビングが主流と聞いて、ハードなイメージを連想されたNさん。ですが、実際は違います。エントリーしたらまずは呼吸を整えて、マスクに水が入らないか等確認する時間も余裕もあります。水中では一生懸命泳ぐことも殆どありません。ハード過ぎない、程よい流れに身を委ねているだけでこんな景色が目の前を通り過ぎてゆくなんて楽チンで、なんて贅沢でしょう♪



さて今日は、Nさんご希望によりエンリッチドエアでご用意させて頂きました。


通常の空気よりも、窒素分圧が低く酸素分圧の高い混合ガスです。使用するにはスペシャリティの資格が必要ですが、コースは筆記のみでも終了出来るものです。使用することで、通常の空気よりも窒素の蓄積が少なく、減圧症のリスクを抑えられるとされています。レベルや年齢問わず全てのダイバーにおすめめのアイテムです。



リーフのトップが平均的に、やや深くに位置するコスメルでのダイビングでは、何気なく潜っていると、ワンダイブの中で水深15m前後に留まる時間が長くなりがちです。こういったダイビングパターンを箱型潜水と呼んでいます。窒素の溜め込むスピード、排出されるスピードには体の組織によって異なりますが、この潜水パターンでは知らず知らずのうちにその組織満遍なく窒素を許容値ギリギリまで溜め込むことになる、注意の必要な潜水パターンです。


そういったダイブプロフィールをより安全に管理しご案内する上でも、ガイドの指示する水深に合わせたご自身での深度管理や、浮上スピードにも十分気をつけて頂くことはもちろん重要なことです。が、その他にも減圧症を予防する方法のひとつとして、今回ご紹介したエンリッチドエアをご使用頂くのもおすすめです。


スペシャリティ資格をお持ちの方は1US$5-でご使用頂けます。また、スペシャリティコースにご興味ありましたら、お気軽にお問い合わせ下さいねー。


では。