2023年9月29日金曜日

「ドリームゲート」日和


こんにちは、スタッフのみきです。

6日間でご参加のMさん最終日。前半お一人様参加でお越しのTさんと、コスメルとセノーテ1日づつご一緒になった日は、ダイビング後タコス屋さんに行ったり、海鮮レストランに行ったり。まだつい最近のことのはずですが、懐かしく感じます。後半は流石に、5年ぶりのダイビングにややお疲れ気味。マンツーマンで賑やかさはなくも、ご自身のペースでのんびりとしたツアーとなりました。



パッと晴れ渡りませんでしたが、こんな時こそ「ドリームゲート」日和なお天気。光を期待したポイントではないので、どんなお天気でも気持ちがラクです。


光でなければ何かというと、答えは、天井にぎっしりな細かい「鍾乳石」と、これはレジャーダイビングの範囲なの?というくらい本格的な「洞窟」です。



進んできた道を振り返ったり、ライトの光を覆ってみると、ほぼ、ほぼ真っ暗。その他、化石や骨、形成される際に結晶化した半透明でクリスタルと呼ばれる鍾乳石もあり、何気に楽しみどころ満載。



マイナーであるには勿体無いポイントですが、潜るには少し注意が必要なのがややネック。天井を埋め尽くす繊細な鍾乳石の数々、水底のシルトと呼ばれる石灰石が砕けた沈殿物が砂丘のように積もっています。石灰質故に、軽い沈殿物は一度巻き上げてしまうと煙幕を張ったようにしばらく視野が悪くなります。



そんな環境に配慮して潜るには、フロッグキックというフィンワークが役に立ちます。通常のバタ足や煽り足ではなく、
1,水平な姿勢をとる 2,膝から下を引き上げる 3,膝から下を下す際に水を捉え推進力を得る 方法です。水底をダイレクトに煽ることがないので、洞窟内では効率的ですよー。


実は、フルケーブダイバーになる入門編のコース「カバーンダイバーコース」で習得する内容の一つなんです。直接洞窟内での手順あれこれよりも、その前段として基礎スキルの底上げのようなコース内容。様々なパターンの細かいフィンワークや中性浮力が求められます。テクニカルダイビングのコースではありますが、オープンウォーターダイバーからアドバンスダイバーになられるような感覚で、まだまだスキルアップしたいビギナーの方から、本数を潜られてらっしゃる方にもスキルを見直すきっかけにも。皆様におすすめのコースです。


安心して潜れるスキルを身につけ、王道ポイントだけでなく、マイナーなポイントの魅力も是非共有させて下さい^^

直近で開催されたカバーンダイバーコースのブログは こちら から、ご参考までに。ご質問もどしどしお待ちしております。


では。